僕は、なかなか素直になれない。
悪いと分かっているのに、
すぐに謝れないことがある。
会いたいのに、
会いたいと言えないこともある。
本当は寂しいくせに、
平気な顔をしてしまう。
そして心のどこかでつぶやく。
「どうせ僕なんか」
「なにやっても大して変わらん」
そんなふうに、少し拗ねた自分に
どこか安心している自分もいる。
たぶん、怖いんやと思う。
拒絶されること。
軽く扱われること。
本気を出して、空振りすること。
だから先に自分を下げる。
期待しなければ、
傷つきも浅いと思っている。
でもそれは、強さじゃない。
ただの防御や。
素直な人を見ると、まぶしく感じる。
気持ちをまっすぐ言えて、
間違えたらすぐに「ごめん」と言えて、
会いたい人にちゃんと「会いたい」と言える人。
かっこいいなと思う。
でも同時に、
「自分には無理や」とも思ってしまう。
49歳にもなって、
まだこんなことで揺れている。
情けないと思う日もある。
でも、こうやって考えているということは、
本当は変わりたいと思っている証拠や。
どうでもいいなら、悩まない。
素直になれない自分を、
無理に消そうとは思わない。
拗ねる自分も、
卑屈になる自分も、
全部ひっくるめて僕や。
でも、そのままで終わりたくはない。
少しだけでいい。
ほんの少しだけ、
本音に近づける自分でいたい。
「どうせ僕なんか」と言いながら、
本当はまだ、あきらめていない。
そのことだけは、
ちゃんと自分で知っている。
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